Vキッズ会 会員限定症例Q&A

Q.Vキッズはなぜ下あごに装着するのですか?

A.上顎装着では、受けのようなもので下顎が動き噛む為、効果的にするには骨添加での負荷が必要となります。
頸椎への影響を考慮しても動きのある下顎装着が望ましいと言えるでしょう。

上顎成長様式では拡大は横への広がり
下顎では骨添加があるり拡がりは全体に満遍なくある
下顎枝を伸ばしたい、下顎に垂直にかかる力重力がかかる


下顎が有効的であるでしょう。
★Q&Aの記事は、Vキッズ会歯科医師が回答をしております。
Q、Vキッズの顎骨の発育成長を促す原理を簡単に教えてください。

例えば、歯が抜けた後、顎骨が吸収していきます(廃用性萎縮)が、歯があると吸 収が起こらないのは、咬合圧などの負荷が加わることで、日々体内で起こっている骨 のリモデリング にプラスになっているという考え方から転じて、小児の場合は負荷が強く加わるこ とで骨の”モデリング(造成)”が起こるという理解でよろしいでしょうか?

A、たとえば即時義歯についていうならば、抜歯窩に当たる部分は痛みが出やすいということでリリーフすることが多いかと思います。

ところが、あえて抜歯窩にフィットするような床形態にすると抜歯後の骨吸収はかなり抑制されます。
つまり顎骨は何らかの応力がかからないと破骨細胞優位になると考えてよいのでしょう。
宇宙飛行士が帰還したとき、足の骨はかなり細くなっています。
これも同じことなのですが重力ということは即ち体重であり、それが足の骨にかかることで骨芽細胞が活性化されるわけです。
顎骨の普段のホメオスターシス(破骨細胞と骨芽細胞のバランス)についても加わる負荷が大きく影響しますが、顎骨の成長に関しても同様です。
長管骨(手足の骨)は栄養で成長する要素が強いのに対し(立っているだけで負荷はかかります)、顎骨はそれだけではなく、どれだけしっかり力が加わるか、それも持続的に加わる力の影響が強いのです。
顎骨にかかる力として
➀咀嚼時の力
➁運動時踏ん張るときの噛みしめ
➂就寝時の記憶を整理する際の生理的な噛みしめ
が挙げられますが、最も有効なのが➂であるということです。

これを今までは非生理的な睡眠時ブラキシズムの一種であると捉えられてきましたが、そうではないだろうという仮定に基づいています。
現在の口腔内容積が狭い子どもたちにおいては、噛みしめると益々口腔内容積は狭くなりますから、それがきちんと行われにくい状況です。

また、睡眠時の呼吸にも問題があるということは、成長ホルモンも効きにくいわけで、きちんと呼吸を確保するためにVキッズによる口腔内容積の増大が必須であります。
このように子どもの顎骨の本来の成長過程に沿うように手助けするのがVキッズ(=小児口腔機能育成装置)です。
★Q&Aの記事は、Vキッズ会歯科医師が回答をしております。
Q.なぜVキッズを入れると咬むのでしょうか?ほかのマウスピースでは弱いのでしょ うか?

A、口腔内が拡がることで本来的な噛みしめが行いやすくなるのだと思われます。

既成のマウスピースだと、高さが足りない、高さの調整ができない(成長とともに必要な高さは変わります)、硬さが要件を満たさない等があげられますが、
絶対ダメというわけではありません。しかしながら、子どもがストレスなく装着できるという点では既製品はすべて劣ります。
★Q&Aの記事は、Vキッズ会歯科医師が回答をしております。
Q、Vキッズで発現する負荷はクレンチングとは異なるのでしょうか?どのように異な るのでしょうか?

A、クレンチングです。ただし通常の大人のクレンチングは咬合高径が低い場合に起こるのに対して、子どもは生理的にそれをします。
そして顎骨がきちんと発育してその人本来の咬合高径と安静位が獲得されれば、成人してから異常運動としてのクレンチングは起こりづらいと考えます。

なお、子どもにおいてもクレンチングでなく、ブラキシズムは非生理的な運動と捉えています。
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Q、Vキッズはいわゆるブラキシズム防止用のバイトプレートに似ているのですが構造 上、異なる点があれば教えてください。

A、バイトプレートでブラキシズムが防止されることはごく稀だと思います。ブラキシズムはしているのだけれど、
上下の歯の接触が断たれるので歯や補綴物が壊れにくいというだけの話だと思いますが、もちろんそれはそれで意味があります。
構造上は同じですが、下顎に装着する点が違います。これは上下顎の発育様式が違うためで、上顎にVキッズを入れると成長を妨げやすくなります。
Vキッズを装着しても調整が適切でなかったり、理由はまだ明確でないですが何らかの原因で、ブラキシズムをする子はいます。
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Q、適用・非適用症例を教えて下さい。 例えば、過蓋咬合でも極端にオーバージェッ トが強い、開咬、反対咬合、臼歯部のクロスバイト(交叉咬合)への適用、改善も可 能でしょうか?

A、6歳までの子どもへの適応ということであれば、開咬と臼歯部の交叉咬合は非常にまれかと思われます。
それも踏まえた上でお話すれば、まずVキッズの一番の目的は口腔内容積を増やすことにより、睡眠時の呼吸を確保し、きちんと成長ホルモンが効くようにすることです。
成長ホルモンは一般的には筋肉や骨格の成長のためだけと思われがちですが、傷ついた細胞や組織の修復の役割もあります。
何より大切なのはタンパク質の代謝の促進であり、詳細は省略しますが、これがうまく回らないと様々な問題を引き起こします。

2番目の目的として生理的な負荷がかかるようにして、自然な顎骨の成長が行われるようにということです。
顎骨の成長も最終的には、口腔内容積を育成し、舌房を確保し、呼吸がきちんと出来るようにという目的のために行うのであって、 歯並びがどうなるかは、その枝葉の問題として捉えます。
口腔育成で陥りがちな過ちはどうしても歯列育成と混同してしまうことにありますので、その点をご留意頂ければと思います。
その上で、やはり歯並びももちろん大切ですから、正常範囲から大きく逸脱するケースにおいては、個別に慎重に対応する必要があります。

➀極端なオーバージェットの場合:Vキッズが基本で、適当な時期に他の種類のオーラルアプライアンス(当院ではトレーナー・マイオブレイスを用いますが)を使用することになります。

➁開咬:なぜ舌突出癖があるかを考えねばなりません。乳児嚥下が残っている場合もありますし、口腔内が狭いからという場合もあるでしょう。
舌の突出癖があるままVキッズを入れると、ますます開咬が進む場合もあり注意が必要です。
6歳までの子どもの開咬に遭遇したことがないので、はっきりしたことは申し上げにくいのですが、最初は避けられた方が無難でしょうし、セミナーでもそのようにお伝えしています。
むしろ前歯をしっかり使う練習とか歩行をしっかりさせる、そして使えるようならトレーナーやプレオルソのようなもので口唇閉鎖や舌の機能訓練をするのが無難かと思われます。

➂反対咬合:まず上顎の方の成長が下顎よりも早くきますので、時間をかければVキッズだけで治ることもあるようです。
ただし治療期間を有効に使うのであれば、プレオルソのタイプ3などで先に修正しておいてからVキッズを装着するのも良いと思います。

➃臼歯部の交叉咬合:乳歯列では見たことがありません。混合歯列期においての話であれば、これはVキッズ装着前に何らかの方法で解決しておいた方がよいでしょう。
いずれにしても自信のない先生方はまず普段連携を取っている矯正歯科医を紹介された方がよいかもしれません。

ほぼ間違いなく様子をみましょうとなりますので、口腔育成は歯並びを目的としているわけではないので、その子の成長のために様子をみている間に出来ることがありますよ、と僕はお伝えしています。
★Q&Aの記事は、Vキッズ会歯科医師が回答をしております。
Q、 Vキッズは3~5才の幼児適用とのことですが、6才以上には使わないのでしょう か?何歳くらいまで効果が期待されますか?

A、現在、この年齢に対してストレスなく使用できる装置は見当たりません。また就学前までにその子を本来の成長曲線に乗せてあげたいという思いがあります。

 口腔育成は決してVキッズという装置だけでなく、子どもの本来の成長の様相というものに基づいたひとつのパッケージであり、それを各々の医院が得意とする矯正治療の前に行っていただくことで、
 より良い成果が期待できると考えています。

 なお、6歳以上でもVキッズは使用しますが、使用期間が異なり、短くなります。それは年齢がいけばいくほど、どうしてもVキッズによる基礎的な成長の促進効果が少なくなるためで、
 歯列育成に対する比重を多くせざるを得ないからです。大人でも呼吸や睡眠が改善する人もいらっしゃいます。
★Q&Aの記事は、Vキッズ会歯科医師が回答をしております。
お口だけでなく、お子さん全体を観察してみてください。


《目の下のクマ 目の周りの赤み》  
睡眠・呼吸の問題  (夜に何回か起きる 朝機嫌悪い 夜尿など) ​

《顔のほてり》
自律神経の乱れ 体温調節機能の問題 冷えのぼせ ​

《あごの下 オトガイの緊張 しわ》      
舌根沈下 口腔内狭い デープバイト 2級傾向 嚥下下手 食事遅い よく咬めない 偏食 少食 はぎしり 滑舌わるい 構音障害 ​

《口唇が薄い、口角が下がっている 口唇閉鎖できていない ほうれい線》    
口呼吸 お口ぽかん 口臭 いびき 歯ぎしり ​

《身体の左右差 耳や目の高さの違い》 
体幹の歪み 姿勢悪い 猫背 疲れやすい 転びやすい 集中力がない ​

《鼻の汚れ》
アレルギー 風邪引きやすい 口呼吸 中顔面の劣成長 ​

《鼻の穴が正面から見える》   中顔面の劣成長 ​
上記を参考にご家族へのアプローチのきっかけにしてみてください。
​3歳の誕生日を迎えてすぐにVキッズを使用開始しました。


反対咬合は約7か月で改善しました。
その後1年半の使用でVキッズを終了。
乳歯列期の反対咬合の場合でも、調整などは同じです。
全体に当たる歯を当てる。
​口腔内の咬合高径を即効的に上げることで成長のスイッチが入り、この症例のように上顎骨の成長を促し、咬合の改善につながります。
Vキッズを入れると、その子自身の本来の成長へのスイッチが入ります。

個人差がありますが、タイミングによっては短期間で身体がググっと成長する子もいています。この成長はその子がその年齢で到達していたであろう所までであり、過成長をさせるものではありません。遺伝子の規定内においての成長になります。
身体の成長と共に、顎骨ももちろん成長します。
今までの下方のみの成長ではなく、メカニカルストレスによる、前下方への上顎の広がりが出てきます。

写真は5歳女児です。

乳歯列の3,4,5歳へのVキッズがその子自身の成長するスイッチをONにします。
Q、咬む力を利用して顎骨を成長させるとのことですが、咬み癖がついてブラキシズム やクレンチングにつながらないでしょうか?

A、本来の咬合高径、安静空隙が獲得されないことが成人してからの噛みしめ癖の大きな原因です。顎骨が三次元的にしっかり成長すればそれらは起こりにくいと考えられます。
★Q&Aの記事は、Vキッズ会歯科医師が回答をしております。

タブ成長の様相をみる場合、発育の原則からも、身体全体をまず概観し、そのプロポー

ションから観察することが第一になります。


成長の様相に歯と歯列の完成(歯列の完成は歯根の完成)を相関させ ると、歯が導く成長の様 相をイメージすることができます。

成長と歯との関係は大変興味深く、前述のように医療としての可能性も 大きいのですが、子育てそのものに対しても、歯科からのアプローチは子供の健やかな成長や発達には欠かせない要素であり、目安でもあります。

1月は4歳です。

4歳児のプロポーションを考えるとかなり幼さが残る体形と判断できます。
乳幼児体形から学童期体形への体形の変化を診てください。

身長もVキッズ開始後から急激に増加し、本来成長すべき本人が持っている伸びしろを発揮したと言えます。

口腔育成で頸部構造もしっかりしており、顔つきの引き締まりも見られます。
ここまで来たら、あとは自身の力で成長していくだけです。

3・4・5歳だからこそできるのです。
できるだけ低年齢の内にその子の100パーセントの成長ができるようにすることが大切です。それが将来の健康な身体と心を育みます。

歯科にしかできない子どもの育成!それがVキッズの口腔育成です。

Q、萌出途中の歯をプレートと咬合圧で抑え込んでしまい、圧下させることにな らないでしょうか?

A、萌出途中の歯の部分はVキッズの内面は当たらないようにします。乳歯列期での使用であればこの質問はそもそも当てはまりませんが、6歳位になってくると内面のリリーフが必要になります。
★Q&Aの記事は、Vキッズ会歯科医師が回答をしております。
Q、装置をかぶせると足枷のように働いて、顎骨の水平後方への成長を阻害して、永久 歯萌出スペースが出来にくくならないのでしょうか?

A、下顎骨の成長は長管骨に似ています。すなわち下顎頭に骨が添加していくことにより下顎枝から下顎骨体が前方に成長していく感じです。
あくまでもそれがメインということで当然ながら三次元的に成長はしますが、夜間装着していて昼間は外しておきますので、外している時間の方が長いわけです。
その中で、夜装着しようとしたときに入らないということは少なくとも乳歯列期においてはかなり少ないです。
もしそういうことがあれば、昼間に夜間の負荷に対して顎骨が成長したということですから、Vキッズの内面を削合し即重でウォッシュすることになります。

子どもが痛いと訴える時はそういった時です。
繰り返しますが、純粋な乳歯列期においてそういうことはあまり起きません。
★Q&Aの記事は、Vキッズ会歯科医師が回答をしております。
Q、使い方にもよるでしょうか、治療が終わるまでに装置は平均して何個使われる傾向 がありますか?

A、1~2個です。

1個当たり幾らというチャージの仕方だと、新製した方が良いときに親御さんが躊躇される場合があります。
 僕は口腔育成システムとして、それなりの値段設定をされることをお勧めしていますが、これは院長先生のお考え次第でしょう。
 ただし、安い料金設定にした方が親御さんからのクレームやトラブルは多いようです。
★Q&Aの記事は、Vキッズ会歯科医師が回答をしております。
Q、T4Kやプレオルソ等、既存のマウスピース装置は、口腔周囲筋(頬筋、口輪筋、舌 筋等)の不正な動きを排除して、顎骨・歯槽突起の成長を利用して 上顎前突、反対咬合、過蓋咬合を改善していく、顎口腔系に”パッシブ”に作用するのに対し、Vキッズは”アクティブ”に負荷を顎骨にかけることで 発育成長を促していくものという理解は間違いでしょうか?

A、これはむしろ逆だと言えます。Vキッズはあくまでも子どもの自然な成長を助けるものです。
 他のオーラルアプライアンスは、筋や骨膜などに何らかの力が及びます。それが良いか悪いかはここでは控えておきますが、比較するのであれば、
 アクティブな装置は既存のオーラルアプライアンスであると思います。
★Q&Aの記事は、Vキッズ会歯科医師が回答をしております。
親御さんから「この子になぜ必要なのですか?」と聞かれ、どのように答えていますか?

とよく聞かれます。
ピンとこない保護者の方も多いようです。

ピンとこない親御さんは、普段の生活の中での様子に気づいていないことが多いと思います。例えば、朝の寝起きの悪さや、食事の時にきちんと咬めていないなど・・・

お子さんの気になることはあるはずですが、それがお口の成長と関わっていることを繋げて説明されるといいと思います。

口腔機能(呼吸、咀嚼嚥下、発音、かみ合わせ)はお子様の姿勢、運動器の発達、睡眠の質などに大きくリンクしています。もちろん、将来の歯並びにも。

お子さんの健康的な成長に欠かせないのがお口の機能です。機能をしっかりと発達させるには、就寝時のお口の立体的なスペース確保と持続的な負荷が欠かせないことをお伝えしてください。

口腔育成は矯正とは異なり、6才までが要です。矯正は育成で口腔機能を育ててからでも十分間に合いますが、育成はお子さんの発達において取り戻せるチャンスは今なんですよ!

と、説明しています。
一般歯科の医院様でお子さんの患者数が少ないのでなかなか対象児が見つからないという相談があります。

そのような場合は対象のお子さんがいるご家族や、お孫さんがいる方などにアプローチしていってみてください。

院内にポスターや掲示をし、今のお子さんの現状と乳歯列の時期の口腔育成の重要性をわかりやすく伝え、周知してくことが大切です。

クリーニングに来られる患者さんに、お孫さんを預かっているおじいちゃん、おばあちゃんも多くいると思います。

「最近のお子さんは、歯並びがガタガタ、いびき、歯ぎしり、食事が遅い、落ち着きのなさ、転びやすいなど、このようなお子さんが多いんですよ」

「お口の成長が大きく関わっている可能性があるんですよ」

「最近の子どもたち、どう感じていますか?」

たとえ、お子さんやお孫さんがいなくても、子どもたちに起きている現状を伝え、口腔育成が必要なお子さんが多い現状を広めていくことが重要です。

3人くらい患者さんが見つかったら、お母さんの口コミの力はすごいので、気づけば子どもで溢れかえっているかもしれませんね(^-^)

★Q&Aの記事は、Vキッズ会歯科医師が回答をしております。
Vキッズは矯正装置ではありません。

装置自体に何の矯正力もありません。

Vキッズの特徴として
・歯冠にのっていること
・過蓋咬合を装着することで解消すること
・口腔内の高さの確保により、夜中の噛みしめを可能にする

装置が何かをしているわけではなく、子どもたちの成長力を最大限に発揮できるように 口腔内の状態を持っていく、アシストしている育成装置です。
成長と共に、歯列も改善するケースもありますが、Vキッズの本来の役目は歯並びではありません。
そして、神経系の成長の波が大きい6才までに使用知ることで、Vキッズはお子さんの成長に大きく貢献できると思います。
聞き取りシート、写真、身長などで、お子さんの変化を親御さんと共有してください。
Vキッズの最大のメリットは3.4.5歳が嫌がらず進んで装着すること、と思います。

以下、箇条書きにて記載します。
・ストレスフリー (患者・家族・歯科)
・就寝時のみの装着
・着脱式
・後戻りがない
・並行してトレーニングなどは不必要

項目の一つ一つについて、次回より順に詳しく見ていきましょう。
Vキッズの最大のメリットは3歳から、子どもが嫌がらずに装着することです。
多くの小児に対する装置などは、慣れるまでに時間がかかる、痛みを生じるなどにより、できる子、できない子に振り分けられてしまします。

まして、3.4歳はなかなか言うことを聞いてくれず、ご家族が目を光らせ、おだてて、ご褒美や褒めたたえ、使用してもらうことになりがちです。
Vキッズは印象を採取し、その子自身の歯型に合わせた形状、そして歯冠の上に乗せるので、ほとんど違和感がありません。
小さい子ほど、気持ちいい、気持ち悪いははっきりと態度に表します。
Vキッズは小さいお子さんも進んで装着したがります。

ご家族の心配をよそに、お子さんは自分の体がよくわかっているんだと思います。
ただ、寝るときに装着するだけ! 本人も、ご家族も、そして提供側の医院にとってもストレスフリーなのです。
Vキッズのは就寝時のみの装着です。

特にVキッズの効果を高めるための併用したトレーニングなどはありません。
Vキッズの役割は
・口腔容積の確保
・メカニカルストレス
です。睡眠時のお子様の呼吸の確保と、噛みしめる環境を整えることで顎骨に負荷をかけることが目的です。ですから、睡眠時のみの使用となります。
Vキッズの装置を装着するにあたって1番重要なことは、子どもが不快でないことです。
ですので、着けたがらない場合は無理に装着させる必要はありません。
着脱式のメリットは子どもが不快な時に外せるということ。
3.4.5歳において、我慢して慣れさせる必要はありません。
子どもが装着を嫌がるときは、調整がっ必要なサインです。

子どもは日々成長しているため、調整した装置とお子さんの成長が合わないために、違和感が生じます。それを調整して、現在の子どもの状態に装置を合わせていくこと大切です。
Vキッズの装置の効果を高めるためのトレーニングは必要ありません。

Vキッズは乳歯列の口腔環境を整えるために入れる装置です。
ですので、Vキッズの役割としてトレーニングの平行は必要ありません。

各医院の方針にそって、トレーニングを行うのは問題ありません。
お子様の成長に必要なトレーニング等は各医院の方針で行ってください。
Vキッズは育成装置です。
装置自体に矯正力はありません。
乳歯列を正常な状態に近づけ、就寝時の呼吸の確保と噛みしめれる環境を作ります。
お子さんの成長する力を引き出すため、装置を装着できなかったからといって、後戻りはありません。伸びた身長は戻りませんよね、それと同じです。
Q:Vキッズは咬む力を利用して顎骨の成長を促すとありますが、噛み癖がついてブラキシズムやクレンチングにつながらないでしょうか?

A:本来の咬合高径、安静空壁が獲得されないことが、成人してからの噛みしめ癖の大きな原因です。顎骨が三次元的にしっかり成長すれば、それらは起こりにくいと考えられます。
萌出途中の歯牙部分は、Vキッズの内面が当たらないように調整します。
乳歯列期はEまで生えそろっているお子さんが対象です。
6才ぐらいになってくると内面のリリーフが必要になります。
治療が終わるまでに、平均して一人1~2個です。
乳歯列期はほとんどの場合が1個です。
健やかな成長に必要な負荷(ロード)とストレスについてお答えします。
遺伝子のスイッチを入れる、そのスイッチのレベルが0以下かオーバーすると
疾病になり、スイッチのミスが起こればがんに発育する。

今、子どもたちは遺伝子のスイッチのレベルが大変低い状況にある。
なぜか?
進化と大きく関係する
必要なものは《負荷》ストレスのうちの一つである

ストレスにもいいストレスと悪いストレスがある。
生物的成長過程において適切なストレスは必要不可欠であり、それは暮らしと言えます。

環境・食・運動

適度なストレスが遺伝子のスイッチをオンにし、強い身体と心を育てます。

Vキッズは成長に不可欠な負荷をかけ、顎骨を通して身体全体へのアプローチを目的の一つとしています。
成長の基本と鼻腔口腔系について
生命の基本は代謝である。代謝は食と呼吸によりなされる。食と呼吸は、口腔と鼻腔により行われ、鼻腔と口腔は顔面頭蓋の多くを占め、そしてそれは上顎と下顎骨が構成の中心となっている。
生命体は成長時により高いレベルな大きな代謝を行うことにより、その関連器官はより大きく、より高いレベルの機能性を持つようになる。
ゆえに成長は、代謝を行う基本となる鼻腔口腔系の成長が主導する。
Vキッズを使用後の変化として
口腔内も変化します。
・歯の萌出
・歯軸の向き
・顎位の変化
・生え変わり
このような変化に合わせて、内面を緩めたり、かみ合わせを均等に調整します。
Vキッズの効果の一つが即効性で咬合高径をあげ、睡眠時の呼吸の確保です。
まず初めにみられる効果としては、睡眠の質が良くなることでしょう。
いびきや歯ぎしり、朝の機嫌が良くなる、寝相が良くなる、朝自分で起床してくる、日中の活動が活発になる、など、生活面での変化があるでしょう。
保護者の方の多くは自発的に変化を教えてくれません。

ですので、聞き取りシートや「どうですか?」といった声かけを忘れないようにしましょう。 3か月以上、いびきが収まらない場合については次回にお話しいたします。
乳歯列で起きている問題(過蓋咬合・叢生・歯間空隙がないなど)は、生え変わりで解決はほぼ100パーセントに近い確率でありません。
あごの劣成長によって、歯列弓の形が乳歯列の時点で△やv字である場合、そのままの状態では永久歯列は並びにくいと、増田純一先生の著書にてわかります。
6才までの基礎的な成長の育成は、後の思春期にくる成長のスパークの度合いにも大きく関係しています。
6才までにできるだけ基礎を作ることで、心身ともに成長のスパーク時期に十分な成長が見込まれます。

身体の構造や機能は3才になった時点で発見し、早めに口腔からのアプローチが必要と考えます。
育成という概念がまだ保護者に方に浸透されていない現状もあります。
まずは今ある小児矯正の前段階の手段として導入してみるのもいいかと思います。
6才以上への導入は6か月間の使用になります。
変化を実際に実感されるとまた変わってくると思います。
その間も乳歯列期の口腔内チェックの重要性を院内掲示などで発信されると、自然と乳歯列のお子様も導入できるようになるかと思います。
Vキッズでいびきを治すのではありません。
そもそもいびきをするにも原因があり、それはお口の発育状態と大きく関わっていると思います。
ですから、お口の発育環境を整えることにより、いびきが消失すると考えてください。
いびきも口腔育成のサインの一つにすぎません。
サインを見つけたらVキッズ!
Vキッズの育成という分野は今までの歯科で、まだ周知されていないでしょうし、スタッフさんが戸惑うのも理解できます。

子どもたちの現状、口腔内の状態をみても、乳歯列からのアプローチが必要になってきています。
スタッフさんにも口腔からズームアウトして子ども全体の発育の様子をみれるような力が必要です。
Vキッズ会 訪問セミナーにて歯科衛生士が医院様へ出向き、スタッフさんへの周知などをさせていただいております。スタッフ目線での話なので、スムーズな導入につながると思いますので、ご活用ください。
詳しくは、VキッズHP のセミナー情報をご覧いただくか、電話、メールでお問い合わせください。
三つ折りパンフ、漫画のリーフレットなどは Vキッズ会会員様へ無料配布させていただいておりますので、Vキッズ会会員専用ページのお申込みフォームからご希望の部数をご注文ください。
Vキッズの適切な高さは一人一人違います。
そして、日々成長している子ども対象なので、適切な高さも日々変化しています。
咬筋などの柔軟性や、乳歯の摩耗度などによっては、高くした方が良い歯列であっても子どもが不快に感じることもありますので、本人の心地よさを毎回必ず確認するようにしてください。
まず、Vキッズは歯列を整える矯正機能はありません。
育成装置であること、歯列不正を治すという導入はいけません。
あくまで、不正歯列になってしまった原因を考え、不正歯列を招いている顎骨の成長不足で起こっている様々な問題を解決するサポートをする役目です。
お子さんの持っている成長する力を引き出すお手伝いをする装置であることを忘れないでください。
Q:3.4.5歳の親御さんへ、どのように育成のアプローチをしていいのか教えてください。

A:3才で乳歯列が揃った時点で、正常な乳歯列であるかどうかがカギです。叢生、ディープバイト、歯間空隙がない、などが見られる場合、顎骨の成長不足が考えられます。子どもが全体的に成長していく中で、顎骨だけが成長不足であるとは考えにくく、顎骨を含む頭蓋全体の問題、身体全体の構造だけでなく、その中にある能、内臓機能にも影響があると考えなくてはいけません。

歯並びが教えてくれる向こう側、お子さんの成長の問題として考えなくてはいけません。歯並びだけでなく、様々なサインもあると思います。いびき、歯ぎしり、寝起きの悪さ、落ち着きがない、転びやすい、食事に時間がかかる、飽きやすい、ゴロゴロしていることが多いなど、これらもすべて成長とリンクしています。

身体の成長にはそれぞれ臨界期があります。6才ごろに上顎を含む神経系の発育はほぼ完成します。神経系とは脳のあらゆる機能のことで、ここの成長が、後のお子さんの心身ともに健康な発育を促してくれます。
歯並びをきれいにするのは簡単です。しかし、歯並びの向こう側にある問題を置いたままではどうでしょうか。。。
まずは育成をし、身体の成長を整えてから、歯並びを整えてあげてほしいですね。
Q、治療終了の見極めは何がポイントでしょうか?乳歯完成から使い始めて、永久歯が 萌出しだしたらVキッズ治療は終了となるのでしょうか?

A、主訴が何か、そしてそれに対してどのような治療方針の説明をなされたかによると思います。

 保護者の方には口腔育成が歯並び治療ではない、あくまでもそれは結果として得られる一つに過ぎない、ということを強調しすぎるくらい強調しても良いかと思います。

 主訴は改善しなければ話になりません。まずはそれです。

 その上で、6歳時点で1番2番6番の萌出余地がきちんと確保されているのであれあば、積極的な治療は一旦終了し経過観察でも良いのでしょうし、それが本来の口腔育成の目的でもあります。

 そうでなければ、と申しますか、現実にはそうならないことも多いので、その場合はVキッズ、あるいは他のオーラルアプライアンスを使用していくことになります。

 これはVキッズの効果云々ではなく、それだけ現代の子どもたちの劣化の度合いが激しく、また健やかに成長するための環境にないということに他なりません。
★Q&Aの記事は、Vキッズ会歯科医師が回答をしております。